開催概要
日 時 | 2021年9月9日(木) 18:00-19:30 |
会 場 | zoomウェビナーとyoutubeにてオンライン開催 |
主 催 | 環境省、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) |
主に都市での一人ひとりの暮らしを見つめなおし、森里川海の恵みを豊かにするライフスタイルを見つけるGEOC森里川海トークセッション。
第1回は「ビオホテル」というテーマに、開催しました。
開催内容
★こちらのyoutube動画をぜひご覧ください。
●session 1 スイス在住 ジャーナリスト/書籍『欧州のビオホテル』著者 滝川 薫 氏 ご講演
滝川さんには遠く離れたスイスよりご講演頂きました。20年前に始まったビオホテルは、100%ビオと総合的CO2削減で信憑性とブランド力の強いホテルの環境認証であり、地域の有機農業や有機市場、高品質エコ製品をけん引する力があり、従来のホテルにも影響力を与えているといいます。
また消費者にとっても、ビオ衣食住の質と楽しさを学べる場所になっています。
日本のビオ市場の現状についてもお話し頂きました。
●session2 サステナビリティ・アドバイザー/(一社)日本サステナブル・ラベル協会 代表理事 山口真奈美 氏 ご講演
観光庁のアドバイザーもされていらっしゃる山口さんからは、日本でのサステナブルツーリズムの動向全体についてご講演頂きました。
国際的な観光の認証であるGSTC(The Global Sustainable Tourism Council)をベースに制定された日本版持続可能な観光ガイドラインがあり、サステナブルツーリズムを広げる・根付かせるため、モデル事業も導入されているそうです。サステナブル・ラベルの普及についてもご紹介頂きました。
●パネルディスカッション 滝川薫氏×山口真奈美 氏 ×GEOC 星野智子(司会)
GEOC星野より滝川氏へ、「欧州では日常生活においてどのくらいビオホテルやBIOの概念が身近か」「欧州でオーガニックに対する意識が高い人が多くなった背景は」との質問がありました。
山口氏から滝川氏へ、「欧州と比較して、日本における有機農業やオーガニック市場の浸透具合はどのように見えるか」、また
滝川氏から山口氏へ、「日本におけるサステナブルツーリズムの課題もしくは可能性は」とのご質問がありました。
●視聴者からの質問タイム
視聴者の皆さまから、
「ビオホテルの基準を達成する上で最も難しい項目、苦労されている部分は」
「日本におけるサステナブルツーリズムの顧客層は」
「なぜ欧州は、エコや環境保全に対する意識が高いのか」
「サステナブルツーリズムに与える影響、あるいはその逆は」
等、たくさんの質問を頂き、滝川様と山口様にコメントを頂きました。