開催概要
日 時 | 2021年10月8日(金) 18:30-20:00 |
会 場 | zoomウェビナーとyoutubeにてオンライン開催 |
主 催 | 環境省、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) |
主に都市での一人ひとりの暮らしを見つめなおし、森里川海の恵みを豊かにするライフスタイルを見つけるGEOC森里川海トークセッション。
第3回は「サステナブルコーヒー」について一緒に考える時間になりました。68名の方にご視聴頂きました。
開催内容
★こちらのyoutube動画をぜひご覧ください。
●session 1 ご講演 東洋英和女学院大学コーヒープロジェクトの皆様
「一杯のコーヒーを通じて、サステナブルな社会を作りたい!」という思いで活動していらっしゃる皆様から、お話頂きました。
生産者と消費者を英和コーヒーでつなぎたい!また、美味しいコーヒーを通じて、学生にも「SDGsの実現」に向けて動いてほしい!という視点で、
生産者の女性の安定した生活や、適正価格、環境に配慮しているかなどSDGsの視点を取り入れながら、また女子大生が美味しいと感じるコーヒーかどうか、
実際にいくつものコーヒーを試飲されて完成したEiwa cafeの取組をご紹介頂きました。
●session2
ご講演 高橋 克彦 氏
高橋さんが、現地のコーヒー栽培の様子を映した素敵な動画をご準備下さり、皆で視聴しました。
コーヒーの苗を手で植えるところから、現地の女性が笑顔でコーヒーの赤い実を摘んでいる様子、
実際に使用されている機械や豆の乾燥の様子など、現地のリアルを見せて頂き、
こだわりを持って質の高いコーヒーを作られていることが伝わってきました。
●東洋英和女学院大学コーヒープロジェクトの皆様から、高橋さんへの質問
「私達自身が、消費者でなく共同生産者になる、という思いでこれからは活動したい」と
いう考えにいたったプロジェクトの皆様より、「共同生産者になるためにできること」としての意見を
シェア頂きました。
例えば、ブレンドでなく単一品種のものを買う、認証がついたものを買う、またそれぞれのマークの意味を理解したり、コーヒー販売をしている会社の信頼性を見極める、或いはサプライチェーンを理解して、私達の手元にどのように届いているのかを理解する
などを消費に関する提案として共有頂きました。
また、東洋英和女学院大学の学生の皆様が、高橋さんのコーヒーを実際に飲んでみられたとのことで、
「高橋さんのコーヒーは深い味わいをより深く感じることができた」「気分が落ち着く」「Eiwa cafeと比べると落ち着いた色のイメージでした」
などの感想がありました。
更に、「コーヒー生産における女性の役割は」「コーヒーの美味しさの判断基準は」「アチャマル村の人は、昔からコーヒーを飲む習慣があったか」
「高橋さんがコーヒー栽培に携わられたことで、現地の人々の生活にどのような変化があったか」「高橋さんのコーヒーに合うおすすめのお菓子は」
などの質問に、高橋さんにお答え頂き、生産者の立場を深く知る時間となりました。
●視聴者からの質問タイム
視聴者の皆さまから、
「コーヒー栽培において、生産者の立場から消費者に求めることは?」
「コーヒーの品質向上や生産者への生活向上の取組をしてきた中で、手ごたえを感じた出来事やターニングポイントは?」
「収入が増えること以外で、生産者のモチベーションがあがることは?」
「APRYSA以外にも同じような取組をしている団体はある?」
「各種認証をとること以外で、組合としてどのような活動をしている?」
「コーヒー栽培において生物多様性や気候変動に関する話を聴かせて!」
「生産者の現状や思いを消費者に伝えるために、サプライチェーンの中で誰が何をすることが重要か」
等、たくさんの質問を頂き、コメントを頂きました。