世界の企業・金融機関などで構成されるエネルギー移行委員会(ETC)がまとめた報告書。地球の平均気温上昇を1.5°C以内にするために、この10年間で実施する必要がある6つの行動をまとめている。これらの行動を実施すれば、地球の平均気温の上昇幅を1.5度に抑えられる確率は50%、2度未満に抑えられる確率は90%あるという。 ETCによって特定された対策には次のものがある。 1. メタン排出量の大幅かつ迅速な削減。 2. 森林破壊を止め、再植林を開始。 3. 電力部門の脱炭素化と石炭火力発電所の段階的廃止の促進。 4. 道路輸送の電化を促進。 5. 建物、重工業、および重量輸送における供給の脱炭素化を促進。 6. エネルギーと資源の効率を再活性化。 |
書籍情報
書籍名; | Keeping 1.5°C Alive: Closing the Gap in the 2020s |
発行年; | 2021年9月 |
発行者; | The Energy Transitions Commission (ETC) |
テーマ; | 気候変動、エネルギー |